2-2 段落記号って?

 Word初心者がつまずきやすい点のもう一つは、Wordでの段落というものについてだと思います。この「段落」を正しく理解できるようになると、文字装飾から行間の微調整まで、大した苦労なく行うことができるようになるでしょう。
 で、段落とは何ぞや、といいますと、前段落記号の直後から次の段落記号までのことです。段落記号とは、2-1でも説明したとおり、Enterを押すと出てくる鍵矢印のこと。そう。あの鍵矢印は「段落記号」であって、決して「改行マーク」ではないのです!
 あの記号は、もちろん「ここで改行しています」という意味も持っていますが、ただそれだけではなく、「この段落は、フォント:MS明朝、フォントサイズ:9pt、太字、行間13.8pt、etc.……」というたくさんの情報を持っているのです。
 この段落記号にこめられた情報は、基本的にずっと継続されていきます。なので、Enterを押して改行し新しい段落に移ったとしても、新しい段落情報は前の段落のものと同じままになります。「自分はこの一部分だけを太字したつもりなのに、なぜかずっと太字のままになる……」といった状況は、その段落が前の段落の情報を継続しているからに他ありません。
 段落記号にも書式の情報が詰まっている、ということを憶えておくと、意図しない書式変更がなされた時にも、大した問題を感じることなく対処できると思います。




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