3-5 紙をとじる(のり編)

 のりで綴じる方法について説明したいと思います。
 まずは、紙を整え、クリップでとめます。紙を整える際の注意点は、ステップラーの時と同じです。
 クリップで紙をひとまとめにしたら、背表紙側にカッターで斜めに軽く傷をつけます。これはのりをしみこみやすくするための作業なので、それほど深く切り込む必要はありません。薄い本ならなくでも大丈夫……かも。
 カッターで傷をつけたら、そこにのりをつけてやります。へらを使ってつけてもいいですが、私は木工用ボンドを逆さにして、そのままぬりぬりとつけています。のりはまんべんなく、塗り残しがないようにつけましょう。とくに、最初と最後に張り合わせた遊び紙(兼、表紙・裏表紙の裏の紙)は、A4を半分に折っている分、他の紙よりも幅が少しだけ短くなっているので注意が必要です。また、上と下にあたるところはちょっと厚めに塗っておくと、ページをめくるときに安心できます。
 のりをつけたら、用意した平らで硬いものにそっと横たえ、クリップをとります。そして上からもうひとつの平らで硬いものを載せ、その上に電話帳や辞書などの重しを慎重に、冊子をずらさないように載せます。
 のりの量や気候にもよりますが、乾くまでにはちょっと時間がかかります。気長に待ちましょう。


 ステップラーとのり、どちらを使うのかというのは、個人の好みでいいと思います。
 たしかにステップラーのほうがとっかかり安く手軽ではあります。が、出来上がりはのりで作ったほうが断然本らしく見え、きれいです。のりもやりなれるとそれほど苦にはなりませんから、個人的にはのりをオススメします。


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