2-9 ページ設定法2(A4平綴じ)
これまでは、A5サイズの本をA5の紙で平綴じにして作る、ということを前提に説明してきました。この項では、A5サイズの本を両面印刷したA4サイズの紙を半分に折って平綴じで作る方法について説明します。作る方法といっても、実際の製本の仕方については後に回すとして、紙がA5かA4で違ってくる、ページ設定についてです。A4の紙を使う場合、ページ設定は以下のようにします。
<文字数と行数>
[フォントの設定]
フォントサイズ:8pt
フォント:MS 明朝
英数フォント:日本語用と同じフォント
文字方向:縦書き
段数:2
<用紙サイズ>
用紙サイズ:A4 ★
印刷の向き:横 ★
<余白>
袋とじにチェック ★
上:25
下:15
内:15 ★
外:12 ★
ヘッダー:10
<文字数と行数>
行数:27
行間:12.75pt ★
<その他>
ヘッダーとフッダー:奇数/偶数ページ別指定
★マークのついている所が、A5サイズの紙の時とは違ってくるところです。他は一緒。この後にやることも一緒です。
A5とA4、どちらの紙を使った方がいいのかというのは、人それぞれだと思います。A5の方が印刷がラクで紙を半分に折る手間も要りませんが、A5の紙を手に入れるのはちょっと大変です(A5のコピー紙は売っていないことはありませんが、その辺の文房具屋さんにはないかと思われます。とりあえず私は店頭で売られているのを見たことがありません。また、A4の紙にくらべて割高です)。私はここでも主にとりあげたとおりA5の紙で作るほうが気に入っていますが、A4を半分に切ってA5サイズの紙を作ってやっています。A4を半分に折るより切ってしまった方が、出来上がったとき、ページがめくりやすいのと本の厚さが若干薄いのでそうしています(本当に若干ですが)。でも、同人の世界では、A4を半分に折るやり方が主流との話も聞きました。
本当にこの辺は好みではないかなあ、と思います。
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